木っ端拾いの材木流し

Cannot see the wood for the trees.

ギルガメッシュ

最初に第3話あたりを観たが放映時間が殺人的だったため視聴を断念。その後夜更かしするようになってまた観始めたら、話が別物のように熱くなっていた。間の話も観たかったなー。


十数年前に発生した世界的災厄XX(ツインエックス)によって、打撃を受けた世界が舞台。空は電磁波を遮断するシェルタリングスカイと呼ばれる膜で覆われ、人々はごく一部の街(コア・セツルメンツ)を除いて電子機器の使えない生活を余儀なくされている。主人公の竜也はXXを引き起こしたとされる円輝道博士の息子。その輝道はエンキドゥと呼ばれ、超能力を持つテロリスト集団ギルガメッシュを率いている。竜也はギルガメッシュに対抗する超能力者の組織オルガに加わり、ギルガメッシュとの戦いに身を投じていく。


…というお話なんだけど、XXについての情報は断片的にしか与えられず、その真相やエンキドゥの行動原理は謎に包まれている。オルガを率いる伯爵夫人や中盤で登場した巨大企業ミットライトの科学者などはエンキドゥと訳ありな感じだが、その関係も語られていない。


昨日は第14、15話の連続放映。シェルタリングスカイを消し去る巨大施設が完成する。竜也達を使った対ギルガメッシュの防衛訓練は順調に終わり、施設は稼動の日を迎える。予想通り妨害に訪れたギルガメッシュは防衛システムに苦戦するが、エンキドゥから送られたパワーで窮地を凌いだ彼らによって施設は破壊され、街は炎に包まれる。任務を完了して去ろうとするギルガメッシュを、対ギルガメッシュ部隊ブラッタリアが襲う。


一通りの舞台装置や小道具が出揃って、物語の核心に迫る準備が整った感じ。ミットライトの非人道兵器を作った風祭が第三勢力として台頭。彼の真意もエンキドゥと同様に不明。
トゥランガリアの起動日を10月10日にするセンスが良い。シェルタリングスカイを消すための計画ということでもっと大きく扱われていい話だと思うんだけど、あっさりと落ちてしまった。
公式ページだとエンキドゥから竜也経由でギルガメッシュにパワーが送られたらしいが、画を見た時は竜也とギルガメッシュがみんなパワーアップしたように見えた。エンキドゥの顔見せは無し。
任務を終えて帰ろうとしたギルガメッシュを中世の重歩兵っぽい甲冑に鎧われたブラッタリアが遅い、次々と行動不能にしていく。何とか逃げ延びたノウェムを紀世子が発見する。
次回、ノウェムからギルガメッシュの内実とかエンキドゥの思想が語られそうな予感。予告の口調からするとウーノ達はまだ生きているらしい。
公式ホームページはこちら。
http://www.gilxx.com/