木っ端拾いの材木流し

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初音ミク利用楽曲『みくみくにしてあげる♪【してやんよ】』がJASRACに登録された件 まとめ未満

とりあえず一通り収集できたのでまとめておく。
経緯はなるべく時系列。まとめ中心で目新しい事実や意見が書かれていなかったものについては一次情報にぶら下げ。『みくみくにしてあげる♪【してやんよ】』以外の楽曲は話が混乱するので経緯には入れなかった。

経緯

見解を述べる人々

「みくみくにしてあげる」以外の曲を含む関連記事

雑感

  • クリプトンが問題視したのは次の2点。
    • ドワンゴ・ミュージックパブリッシングが「みくみくにしてあげる」のアーティスト名をクリプトンに無断で「初音ミク」として登録したこと
    • ドワンゴ・ミュージックパブリッシングが「みくみくにしてあげる」をJASRACに登録することについて、クリプトンの許諾を得ていない?こと
  • アーティスト名については初音ミクの名前を消すことで合意済み。
  • ドワンゴ・ミュージックパブリッシングが「みくみくにしてあげる」をJASRACに登録することについて、クリプトンの許諾を得ていない?』は混乱している。
    • 作者=作詞・作曲者、ドワンゴ・ミュージックパブリッシング=出版社で、詞と曲の利用許諾を作者がドワンゴ・ミュージックパブリッシングに委託or信託→ドワンゴ・ミュージックパブリッシングがJASRACに委託or信託、という流れは分かる。
    • 分からないのはクリプトンが「何の」利用許諾を「誰と」結ぼうとしているか、結ぶことになっているか。「初音ミクという名前」の許諾については前述の通り合意済みだから、それ以外の何かということになる。
      • 曲の素材としての「初音ミク」を商用利用する許諾、かな。だとしたらクリプトンと作者の間のライセンスもしくは個別契約という話になりそうだけど、作者がドワンゴ・ミュージックパブリッシングとの間で許諾に関して口出ししないといった契約を結んでしまっていたら、ドワンゴと話す必要がある。
  • JASRACへの登録はあくまで楽曲だから、仮にアーティスト名が初音ミクで登録されていたとしてもほかの初音ミク使用楽曲はなんら制限を受けない。
  • 口約束だと「条件付の許可」が「無条件の許可」になったりする。だから事前に契約が必要なわけで。