木っ端拾いの材木流し

Cannot see the wood for the trees.

十兵衛ちゃん2 第12話

広げた風呂敷たたんでた、という感じで実に綺麗にまとめてくれた。


激しい闘いを繰り広げる自由十兵衛とフリーシャ十兵衛。しかし友と戦う事を決意した自由十兵衛に対して、父との絆を奪った自由への憎しみと自由の暖かさに引かれる気持ちとの間で揺れるフリーシャ十兵衛の剣には迷いが生まれる。自由十兵衛の威圧感に押されて逃げるフリーシャ十兵衛。
独り亡き父を呼ぶフリーシャの前に彩が現れ、二つの心のうち一つは迷いだ、と告げる。さらにバンカラ&四郎が駆けつけてフリーシャの名を呼ぶ。
全員が見守る中、フリーシャ十兵衛の刃を無刀取りで受け止める自由十兵衛。そしてフリーシャ十兵衛もまた、刀を捨てて生きよという父の教えを思い出し、自由十兵衛の刀を無刀取りで受け止める。互いに変身を解いて抱き合う自由とフリーシャ。


自由を助けて欲しいと頼むでもなく、闘いを止めろと説得するでもなく、フリーシャを応援する彩。以前書いた通り彩は自由とフリーシャ両方の父親になった訳だ。実は彩とフリーシャの擬似親子としての交流はさほど濃く描かれていなかったので彩の言葉はうわべだけに聞こえなくもなかったが、真剣を前にして啖呵を切った度胸は大したもの。そして四郎がこれまでの鬱憤を晴らすかのような大活躍。
闘いが終わり、喜多歩郎以下シベリア柳生とも和解して大団円かと思ったら、しずくんがえらいことに。まさかこんな形でラスボスを持ってくるとは。次回は自由とフリーシャの共闘となりそうだが……