木っ端拾いの材木流し

Cannot see the wood for the trees.

アレクサンダとぜんまいねずみ

最近ちょっと心がすさみがちなので、癒されるお話をご紹介します。


友だちのウィリーのように、みんなに好かれるぜんまいねずみになりたい。そのねがいをかなえるため、ねがいがかなうというむらさきの小石をさがすアレクサンダ。やっと小石を見つけたそのとき、ウィリーはにんげんにすてられてしまいそうになります。月の夜、アレクサンダがねがったことは・・・


大人になってから読むと、アレクサンダがぜんまいねずみになったとしてもやがて飽きられて捨てられてしまうんじゃないかとか、ちやほやされるけれど不自由な生き方よりも、嫌われているけど自由な生き方の方が良いのではとか考えてしまいますが、このお話はそういう方向には行きません。
人気者のぜんまいねずみになりたいという利己的な思いと、友達を助けたい、一緒にいたいという思いの間で揺れ動くアレクサンダの話として描かれています。


小学校の国語の教科書に載っていたお話なのでご存知の方も多いと思いますが、読んだことのない方はぜひ一度手にとってみてください。


参考:Amazonのページ